KJ法は紙片に書いたメモ同士を読み返しながら、ひたすら新しいひらめきを待つ発想支援法。
メモが増えれば指数的に処理量が増えていく。
だから、(やってはいけないことだけど)早い段階でメモの数と情報量を減らしてしまえば早くなる。
では、どう減らすか。
内容が似ているものを1つだけにする…のはいけない。情報を欠損させてはデータをして語らしめることにならない。
減らすよりまとめるほうが適切だろう。そのためには情報を正規化して、他の情報との共通点を増やす必要がある。つまり、高速化のために情報を増やすということになる。
正規化にはタグを付けるといい。紙片の裏にタグを書いていき、同じタグを持つ紙片同士で小さなKJ法を行う。
この作業にはコンピューターが向いている。
こうして小さなKJ法で構造化すれば最終結果までが早くなるんじゃないだろうか。タグ付けを早く済ませられれば、だけど。
タグ付けを支援する機能が欲しいところ。入力支援の一環として。
とは言え、タグ付けも紙片に書かれたデータの声を聞く作業。
自動化なんてことはできない。KJ法を行っている本人がやらないと。
ただ、タグは…
- おおまかに付けるもの
- 対象1つにいくつ付けてもいい
…ので、KJ法のグループ化よりも簡単だ。早く進むはず。
タグを付けたあとは1つのタグについて紙片を集めて、小規模なKJ法を行う。タグ別に自動的に集められると便利。
1つの紙片に複数のタグを付けたなら、その紙片を繰り返しKJ法にかける。複製できると便利。
やっぱりコンピューターが向いている。どんなにいい環境を揃えても解像度が圧倒的に低く狭いディスプレイを使うことになるけど、紙片の扱いには便利。