表形式で大量のデータを表示するとき、行単位で背景色を変えている例がある。
どれも1行置きに2色を交互に使っているけど、間隔狭すぎない?
そもそも表を横方向に見ていくとき、行を取り違えることがあるから背景色を変えているわけだけど、2行まとめて取り違えることもあるだろう。
まだ見やすくない。
行ごとに背景色を変えるのは1行1行に特徴を持たせて見やすくするのだから、突き詰めて考えればすべての行を違う色にすれば良いということになるけど、実際は目に見えている範囲でさえ特徴付けられていれば十分。
見た目のデザイン上、表だけ多彩にしてもしょうがないだろうし。
それと、特徴付けは何も1行ごとに考えなくて良い。
前後の行が何色かで特徴付けることもできる。
というわけで、今回提案するのはこちら。
「3行ないし2行置きに背景色を変える」
3行置きに背景色を変える
「3行置き」ということは背景色の異なる1行を含めて4行ごとの繰り返し。通常色3行+異色1行。(「通常色」は表の中で最も面積が多い色ということで)
前後の行の色で、全ての行を特徴付けられるし、4行まとめて取り違えない限り取り違えは起きない。
異色 |
通常色 |
通常色 |
通常色 |
異色 |
通常色 |
特徴は4種類。
- 異色(前後は通常色)
- 異色 の次の 通常色
- 通常色(前後は通常色)
- 異色 の前の 通常色
ただ、これだと「通常色(前後は通常色)」がどうも見づらいような…。
特徴の度合いが他の特徴に比べて弱いからだろうか。
この4種類の中で最も特徴付けられているのは異色。前後の行を見なくても1行だけで分かる。
「この異色行に接しているかどうか」で特徴付けるわけだから、異色行に接していない「通常色(前後は通常色)」はどうも弱くなってしまう。
というわけで、もう1つの提案が「2行置きの3行ごと繰り返し」。
2行置きに背景色を変える
異色 |
通常色 |
通常色 |
異色 |
通常色 |
前と比べて間隔が狭いけど、3行をまとめて取り違えることが無い限り大丈夫。実際は背景色以外にも文字も表示されるし。
見出しの背景色
もし、見出し行*1があるなら、その行から繰り返しを仕切り直すと良い。
見出しは見出しだけの特徴付けのほうが良い。
見出し行は他とデータ型が違うのだから、違うものは違うように見せないと。
その他
とまあ考えてきたけど、他にも…
- 3色以上で行を特徴付ける
- カーソルを使う
- 上記と、今回の「2行置き背景色」の組み合わせ
…が考えられそう。
3行幅のカーソルとか、背景色をグラデーションにするとか。
文字の大きさを変えるというのもあるけど、これはどうかな。
急いで文字を読んでいるとき、大きな文字は絵に見えてしまう。
大きな文字に焦点を移すと、小さな文字が汚れに見える。
*1:列の説明が書かれた行